鉄チンホイールのメリット・デメリットとは!?
下手なアルミホイールよりもいい? 鉄チンホイールのメリット・デメリット
鉄チンホイールとは別名スチールホイールと呼ばれている、タイヤ部分のホイールのこと。
最近ではアルミの方が軽くデザインが豊富……ということで、鉄チンホイールがあまり見られなくなってきたのですが、その分インパクトは大!!
また、コストパフォーマンスも良いため、鉄チンホイールの人気は根強く残っています。
そんな鉄チンホイールのメリット・デメリットをわかりやすくお伝えします。
メリット
鉄チンホイールのメリットは何と言っても価格が安い!!
最近では純正品でもアルミホイールが当たり前になってきていますが、コンパクトカーや軽自動車、商用車などでは鉄チンホイールの方が多く使われています。
そして、第2のメリットは「丈夫」であること。
アルミホイールは意外と欠けたり、割れたりといった破損が多く出てしまうため、しっかりとしたメーカー品以外はあまり信用できない……という方もいるのですが、鉄チンはそんな心配はあまりありません。
アルミホイールと比べて、薄さのわりに強く、それでいて小径で太くしない場合はそこまで重くならないという利点があります。
また、小さなメリットかもしれませんが、空力的に有利になることもあります。
もちろん、平らなホイールキャップを付けた場合などにもよりますが、プリウスやレヴォーグなどはアルミのホイールにカバーを付けてできるだけ平らにしているので、その点においてメリットともいえるでしょう。
【メリットのまとめ】
- 安い
- 強度に優れている
- 小さなことですが空力的に有利になることも
デメリット
鉄チンホイールのデメリットは……と言うと、まずデザイン性に自由がないこと。
もちろん、そのままのホイールでもかっこいいということもあるのですが、形が決まってしまっているのが鉄チンホイール最大のデメリットかもしれません。
また、鉄チンホイールの場合スポークがなく熱がこもりやすいため、冷却性にも難があります。
そして、やはり気になるのは「重さ」。
アルミと鉄を比べてもわかる通り、鉄の方が重くなります。
ですが、安全性のためにアルミホイールは肉厚になっていたりするため、意外と軽くないこともあり、そこまでのメリットとも感じられないでしょう。
【デメリットのまとめ】
- デザインの自由度が低い
- 熱がこもりやすい
- アルミに比べて重いことが多い
総合で見ると……!?
このように鉄チンホイールのメリット・デメリットを上げてみると「うーん。デザイン性がイマイチなのか……」とか「重たいのか……」と気になってしまう部分があるかもしれません。
ですが、まず、丈夫であること、そして価格が安いという事を考えると、街で乗る分には十分であるとも言えます。
また、自動車メーカーが最もホイールで気にしている部分は「品質」。
走行部分であるタイヤの歯車軸の回転を伝える役目を担っているホイールは、真円であることと、バランスを保つことが重要。
そのためメーカーはスチールであっても、アルミであっても、同等の品質管理を行っているため、性能を考えれば鉄チンホイールもアルミホイールも同等ということなのです。
ですので、ドレスアップを考えるのであれば「コストパフォーマンスが高い」という点で鉄チンホイールを選び、「デザインを重視したい」と考えるならアルミホイールを選ぶというのがベストな方法かもしれません。